講座・イベント
2022.03.13
HAMAMATSU PREFECTURAL DISASTER-PREVENTION LEARNING CENTER|浜松市防災学習センター
はま防~家号で行く!防潮堤見学体験会が11月17日に開催されました。
当日は晴天に恵まれ、まさに見学びより。
まずはセンターで浜松の災害の歴史について学び、その後バスに乗って防潮堤資料室へ。
防潮堤資料室では、防潮堤を作るにあたってどのような配慮や工夫をしたのか、市の担当の方が説明してくれました。
防潮堤はただ土を盛っただけではなく、土砂にセメントを加えて固くした土台が入っているのでとても丈夫なんです。
また、遠州浜にいるアカウミガメや虫や魚などにできるだけ影響のないよう、場所によって位置や形を変えているんです。
その説明をふまえて、次は実際に防潮堤へ。
今回は凧揚げ会場の近くから登りました。
土砂とセメントの土台を実際にかなづちで叩いてみると、キンキンという高くて固い音がします。
防潮堤から市街地の方を見ると、とても見晴らしがよく、市街地の土地の低さを感じました。
実は凧揚げ会場の辺りと浜松駅周辺とでは、海抜の差が2m程しかないそうです。
そのため、津波が来ると一気に市街地まで浸水してしまうのです。
それを防ぐための防潮堤なんですね。
防潮堤は津波を完全に防ぐものではないので、地震の後はすぐに避難することがもちろん大切です。
しかし、防潮堤にはその逃げる時間を稼いでくれる役割もあるのです。
防潮堤完成後、防潮堤資料室は閉鎖になるそうですが、防潮堤はだれでも出入りができるようになります。
みなさんもぜひ近くで見たり登ってみたりしてみてくださいね。
担当:N